ワークロードはほとんどなかったので、忙しくてもできる。
一番の価値は、内部記述では「見えない」ことが見えたこと。
今回アセスメントをお願いしたLDR(lead development rep:案件発掘専門の営業部隊)は、LDRそのものが日本にはないことであり、そのこと自身が強みだ、と言うことを教わった。
わが社は「プロセス」ありきの仕事の仕方で、業務を通じてプロセスの「足りないところ」をなくそうとする。そうなると、LDRが「ある」前提の業務だから、自分たちの存在そのものがないもの、と思ってしまっている。「ある」ことを強く意識することと意識しないとでは全く違ってくる。これこそ発想の転換で、とても重要であることに気づいた。
言い換えれば、宇宙飛行士が地球にいればわからない地球の素晴らしさを、宇宙から見たような気分だ。
普段、コンサルタントにお願いすると「ほころび」を捜すことが基本になる。どこの大企業の皆様もそうやっていると思うが、これでは自分で意識しても現場で議論出来ないし浸透しない。
今回のように「ここがいい」となると現場にも理解されやすい。
「強みを磨く(武器を認識する)」ことは、いま日本企業に一番足りないこと。経営者やリーダーには、このアプローチは価値あるものである。
|